青梅には「陰」。
国分寺に「陽」。
ねじまき雲さんのお店があるのデス。
珈琲特集。cafe特集なんかの雑誌でみつけてしまった人も多いと思うこのお店。
たぶん、地元、青梅の人よりも都内の方、そしてこだわりのある全国にファンの多いであろうこのお店。
そのねじさんに出会ったのは、チキチキ5を引き始めて1年以上たったころだったと思う。
それまでにもイロンナ人に言われたんだ。
「たぶん、ちゃんちき堂さんはいつか出会うと思うヨ」
って。
「え、なんで?」「どんな人?」
「変わってるからネ。。。」
って。
ホームページをみると、こだわりいっぱいの怖そうなイメージ。。。ぼくはこだわりないんだけど。。。会ってもなに話せばいいのさ。。。怖そうじゃん。。。
って思っていたけれど。
とあるイベントに出ていたら、そのねじさんが現れたのデス。
「ちゃんちき堂さんですか?」
って。
そこには柔和なほんわかさんが立っていて、この人が?って感じだった。
あんまり柔和そうだったので、その時になかなか味が出なくて困っていた珈琲シフォンの話をしてみたら
「うちの珈琲使ってみます?」
ってあっさり言われて。
「え?だって。。。いいんですか?」
「ぜひぜひ」
って。
そこからマンデリンシフォンの試行錯誤が始まったんだ。
「やっぱり深入りでお願いします」
「じゃあ、マンデリンかなぁ」
「こんな感じだなぁ」
「じゃあ次はこれで」
1カ月半の間、試行錯誤して二人で作り上げたのが今あるマンデリンシフォンなのデス。
その間に渡された一握りのパウダー。
「よかったらこれを使って焼いてもらえますか?」
「なんすか?この珈琲豆は?」
「マンデリンなんですけど、普通では挽けないくらい微細に挽いたものなんです。珈琲フィルターを透過しちゃうくらい微細なんですよ」
「そ、それは面白そう。。。限界まで入れてみますか!」
なんて会話から生まれたのが「クリスマス限定!ねじさん家のとっても濃いマンデリン(珈琲豆)シフォン」なんデス。
いつもの珈琲豆の倍の量を淹れてみました。
そうしたらふわ~っとメレンゲが融けていく。急いで型に入れ込んで焼き始めないと消えてしまう。
そんな時間との勝負の中で生まれたシフォン。
それはふわふわ、しゅわしゅわって感じではまったくなく。ねじさんに試食してもらうと。
「おぉ、これは!」
周囲のねじさんファンの人達に食べてもらうと
「これはおもしろい!」
「でも、シフォンじゃない!」
って全員一致したシフォンでした。
ビックリするくらい鼻まで抜けるマンデリンの香り。
食感もしっとりというというかずっしりと珈琲。
「これは本当に特別な時に食べたいシフォン」
ということで一致しました。
そんな形で生まれた「クリスマス限定!ねじさん家のとっても濃いマンデリン(珈琲豆)シフォン」。
今年は、あの緊張感のあるねじさんのマンデリン珈琲豆もお付けしてのセットもご用意しました。
年に2回だけの特別な時をこの特別なシフォンで愉しんでもらえたら。ねじまき雲、そしてちゃんちき堂はとてもうれしく思えるのデス。
ご注文はネットから、そして塩船のひみつ工場、cafeころんでも受付けています。
お渡しは20日~可能デス。
ネットからのご注文はこちら。
*お知らせ*
外間宏政氏テディベア作成20周年記念展
「ここにいるしあわせ」
ねじまき雲開業10周年を記念して開催決定。