本当は苺のシフォンは毎年3月にやるんだけれど、今年は
「そろそろ苺いけますか?」
って聞いたらなんと!
「害獣被害にあっちゃって。。。」
赤い実が全部食べられちゃったそうです。
なんてことだ。。。獣たちも生きていくためだからと思いつつも、農家ってホント大変だ。。。
最近は気候もめちゃめちゃなのに、その上獣の被害も。。。
そして、4月になってようやく
「行けます!」
ってことになって、ついに!苺のシフォンの登場デス。
チキチキ5(リアカー)を引いていても
「苺はいつから?」
「苺はまだ?」
と聞かれ続けて数か月。
お待たせしました!
もちろん、今年のちゃんちき堂の苺シフォンも青梅の大東農園さんのアスカルビーという品種の苺を使っています。
青梅の今井。青梅スタジアムを過ぎると広がるこの農園。
青梅だってケッコウ時間がゆっくり流れていると思うけれど、もっともっと時間の流れがゆっくりになる気がするヨ。
ここの牛達は乳牛たちで、東京牛乳になってぼくらの手元に届いているよね。
そしてホワイトデーシフォンでも使わせてもらったフロマージュ・デュ・テロワールさんのチーズの原料にもなってる。
大量生産・大量消費の国々ではこうした乳牛さんたちは狭い檻の中で1年2年乳を搾られて廃棄されていくそうだ。。。
でも、大東農園ではゆっくりとのんびりと寝そべったり草をはんだり。
だから何年も何年も乳を出してくれるんだって。
たまに遠くまで散歩に行き過ぎて警察から「お宅の牛が歩いてるよ」って連絡もらうこともあったっていってた。
そんな時間の一角に大東農園苺農場はあるのデス。
ここも同じように時間が流れていて。旦那さんが一つ一つ苺の様子をみながらハウスの中をいったりきたり。しばら~くして帰ってくると、そこには真っ赤でつやつやした苺達。
苺のシフォンはなかなか難しいんだよ。
普通の苺だと香りも味も焼くと、とんじゃうの。添加物とか使えば出来るんだろけどなぁ。。。
でも、大東農場イチゴ園さんの苺は口に入れるとみずみずしくって、甘さがしっかり、香りもしっかり。
こんなけしっかりしてるなら!って思ってシフォンにしてみたら、ほんのり苺の香るシフォンがでたのです。
よかったら春の味。
たべてみてくださ~い。