\cafeころん5周年 9月14日(土)/
レンタルカフェをご利用頂いているお店の方々から、5周年しみじみだよね~もう5周年なんだ~いろいろあったよね~メッセージを頂きました。
急な思い付き(あ、ごめん)にもかかわわず、たくさん言葉、想いを綴っていただけました。
14日(土)ちょっと覗いてみませんか?その日限定の不思議パウダーシフォン、心ばかりのノベルティもご用意してお待ちしております。
https://www.facebook.com/events/936757403337474/
このメッセージは【手相cafeTHEO】さんからです!
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カフェとしてだけでなく色々なコトが詰まりそうなこの古民家を活かして様々な人々が集い、
新たなエネルギーを吸収し、発散する場所として再生していくこと。
それは
社会的には定年と呼ばれ、自分自身も新たな形で社会に参加していくことが課題となるこれからの私自身と重なって思えたこと。
それが5年前、cafeころんとなるべく産ぶ声をあげたばかりの
ぼろぼろの廃屋の前に立った時の私の心境です。
普段は一般企業に勤めています。
近い将来、社会から切り離される日が来た時、その後はどうやって社会と関わっていこうかと5年前はそればかりを考えていました。
そんな折、同世代の身近な友人が起業し、経営者として生き生きと働く様を見て、
せっかくサラリーをもらって働くことから解放されるのだったら自分自身が直接社会に貢献できる何かをして行こうと決心しました。
長年事務仕事しかしてこなかった自分にもできること。
それが手相占いでした。
そのきっかけは、
青梅駅からJRに乗り、都心の会社まで通う長い通勤時間の暇つぶしのために古書店で買った¥100の手相教本でした。
毎日読んでいるうちにすっかり覚えてしまい、会社にいる大勢の人間の手のひらを見ては手相占いごっこをしていました。
そのうちに当たると社内で評判になり、若い人たちの母親のような年齢でもあったことから様々な人生相談を受けるようになりました。
自分自身が心折れそうになった時、相談相手を本の中に求めていたことがあります。
哲学、心理、禅を初めとする様々な本から得た智慧と知識、働きながらしてきた子育て、介護の経験。
それらを通して考えたことを手のひらの線の解釈に加えて話すことで、相談者が何かに気づき、行動に移していくことを見守ることがこれからの私にできる社会への貢献かもしれない。
そう思った5年前の冬の朝、SNSで目に飛び込んできたのが「廃屋を改修してレンタル・カフェを作ろう」の文字でした。
今思えば、それを見た瞬間に家を出て現地に向かった自分の行動力が信じられません。
人見知りの私が、世代も職業も違う見知らぬ人達の中へ飛び込んで
いけたのは、発起人の久保田哲さんとお話しできたことと、生涯何らかの形で社会に参加していきたいという強い気持ちがあったからだと思っています。
そしてその時ここに集まったすべての人たちが、形こそ違っても自分の世界観を表現する基地を求めていたのを感じたのかもしれません。
子どもの頃は、誰しもが作ったひみつ基地。
ダンボールのコックピット内では宇宙飛行士にだって、
お寺の本堂の縁の下では泥だんごをこねて和菓子職人にだって、
草やツタで覆った岩のくぼみではインディ・ジョーンズのような考古学者にだってなれました。
おとなの目に触れない狭い空間は、自分だけの無限の可能性を秘めていたはずです。
忘れかけてはいるけれど、拾ってきた錆びた空き缶が、欠けた空き瓶のガラスの破片が、ひみつ基地の中では黄金の壺やダイヤモンドのように輝いてみえた幼い頃のあの感覚。
ここから始まった夢の続きをcafeころんの一員、手相カフェとして
これからも追いかけていけたらと思っています。
そしてここでひとりでも多くの夢を追いかける人が増えることを願っています。
改めまして哲さん、かおりさん、5周年おめでとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いします。
手相カフェ・テオ
七戸しのぶ