cafe ころん

とある大学生の卒業論文

「インタビューお願いしたいんです!」
って、いつ頃だろう?去年、メールをいただいたんデス。大学生さんから。
 
その大学生さんは青梅出身で、今も青梅に住まわれている方で。大学の卒業論文に地域のコミュニティというテーマで取り組むことにしてイロイロ調べていく中でcafeころんに出会ったんだって。
一度cafeころんでお会いして(なんか遅刻した気がする。。。)質問されたことに答えたらりしていたら、いつの間にか卒論のテーマがシェアカフェになり、そして「青梅cafeころんからみる人のつながり」とcafeころん自体が卒論のテーマになっちゃってた。
 
「あれ?また来たの?」
って、よくcafeころんで顔を合わせた。
「お客さんにアンケート取りたいんです」
って言って、アンケートに答えるとクリスマスツリーのチョコを一個もらえるアンケートをしばらく置いておいたこともあった。
毎日のcafeの人が喜んじゃって、お客さんに
「これ、大学生が卒論で調査してるの!書いて書いて!」
ってみんなが勧めた結果、ケッコウな量のアンケートが集まったみたいで
「集計が大変!」
って笑顔で困っていた。
 
アンケートしている間もよくころんで見かけたけど、いつの間にか毎日やっているイロンナcafe店主さんと仲良くなったらしく、それぞれの店主さんにもインタビューしていた。
「もっと詳しく聞きたいんです」
っておうちにまでいらっしゃって2時間びっちりインタビューされて。
まだ、社会経験もない子にどれだけのことが伝わるんだろう?って思いつつも、なんかいつの間にか熱く語ってたりしたことがあったの。
「煮詰まりました」
ってメッセージをもらって、あれこれやりとりして。
ぼく、夜はすぐ眠くなっちゃうんだけど、なんかケッコウ遅くまでかかって疑問に応えていったことがあったり。
 
そんなことを繰り返していた大学生さんが一昨日、ころんにいらっしゃったそうで。。。
いただいたのだ。
卒論を!
 
あんまりうれしくってネ。
帰って、一気に全部読んだよ。
年齢も、やってきたことも、経験も全く違う。そして、社会での実体験もこれからの大学生という立場。
その子がその子なりに一生懸命、理解しようとしてくれていることがそこここに感じられて、とてもうれしかった。真摯にきいていてくれたんだなぁって。
そして、お客さんとして何時間もころんの中を見渡し続けてきた彼女が感じた風景が描かれていて、とても新鮮だった。
cafeの店主たちへのインタビュー。
そして、お客さんへのアンケート。
その集計結果は、ちゃんちき堂がこのcafeころんを運営する目的や目指すところ、そしてその結果としての今のイメージが客観的に証明されていくようですごく興奮した。
ぼくの主観のイメージはずれていなかったんだネ!って。
 
ちゃんちき堂が始まってからの物語。
そして、cafeころんから始まる物語。
自分の言葉で語ったことはあっても、こうやってこれだけの時間と熱量で調べてくれた人はいなかったから。
鏡の裏から語られるその論文の言葉の新鮮さと、でも、それが進めてきたことの証明になっていることに感動したんだ~。
 
ありがとう。
20代の、そして大学生活の大切な時間をこんなにも使って、cafeころんのことを調べてくれて。語ってくれて。
この一冊は大切にします。
 
そして、許可をもらったので少しだけcafeころんの運営に使わせてもらおうと思いマス。
cafeをやっているみんなにもこんなことが書いてあったよって伝えていこうと思いマス。

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