フリーペーパー

【フリーペーパーコーナーの一冊。。。gente.vol003】

昨日、gente(人を通して障害を識る)のvol.003が届きました。
いや、おそらくは片道2時間はかかるであろう道程を経て、届けていただいたのは取材から編集、デザイン、印刷まで一人で手掛ける編集長。大澤さん。
毎号、考えさせられる内容が続く、このフリーペーパーもなんと聞いてみたら1年が経ったそうで。
なんとも継続することの大切さを感じてしまいました。
今回は脳性マヒという障害を抱えた22歳の若者の話。
読み進めるといつも思うのだけれど、ただの22歳の若者の話。
友人が就職や進学に進む中、自分も焦って就職し。
出会った生涯のスポーツ「ボッチャ」を続けるために、より収入のいいところに転職し。
自立をしたいと考えつつ、弟のことを心配している22歳の若者の話だった。
ただ、同時にその人生の転機には、いつもぼくがgenteを読んでいて思うのは「幸運」と「少ない選択肢」のこと。
彼がボッチャというスポーツに巡り合っていなかったら。
そして、働くこと、自立すること。その時に目の前に示される選択肢は、ぼくが見てきた選択肢よりは圧倒的に少ないように感じる。
それはさらに、彼の通勤風景に大澤さんが付き添った時間軸を読み進めるとさらに強くなってくる。
ちょっとした段差、電車の乗り方。
ぼくがいつも無意識に行うあちこちに、ぼくと違う人間にとってはハードルや制限になることがあるんだとgenteを読むと識ることができる。
「だからどうした?」
という話をしたいのではなく、この事実を識ることが大切だとぼくはgenteを読みながらいつも思う。
識ったからといって、明日からのぼくの生活に特に変化はないのかもしれない。
でも、ちょっとだけあるのかもしれない。
自分ではない誰かの行動や人生や、感じていることを識って「そうなのか」って思うこと。
人によっては明日には忘れてしまうことであり。
人によっては少しひっかかることであり。
人によってはそれにより行動が変わること。
そうやって、社会は多様性を培って、多様な人がみなそれぞれ自由な自立した人間として生きていくことが、今日よりもできるようになるんだろう。
なんて壮大なことを思いながら、いただいた100冊をフリーペーパーコーナーに納めてみたところだ。
ここには創刊準備号から全4号が置いてあるの。
興味があったら手に取ってみてもらえるとうれしいデス。
そして、genteは定期支援という形でのクラウドファンドにも挑戦しています。
毎月「620円」でgenteの出版を支援できます。
さらに、この紙媒体の「gente」には収まり切れなかった話を別な形で読むことができるっていう特典がついてくるんだって。
支援に興味がある方はこちらから。

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