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【cafeころん3周年記念カフェ開催のお知らせ】

2015年に出会った一件の廃屋。

2年前までおばあちゃんが住んでいたと聞いたけれど、それ以降はずっと空き家だったそうで、壁は崩れ、床は腐り、ゴミ捨て場のように物が散乱していたこの廃屋。人によっては築60年という方もいれば100年経っているという方もいる。。。

でも、古民家ではないネ。。。廃屋だったこの場所を飲食店を始めたい人のトライアルの場所にしたいとはじめたリフォームがcafeころん誕生のキッカケでした。

それから5か月の間に50人以上の方がボランティアで参加してくださり、クラウドファンドと募金で150万以上のご厚意をいただいてcafeころんはシェアcafeとしてスタートしました。

その1年後にはツリーハウスとおうめシネマを作っちゃおうプロジェクトがスタートし、こちらでも同じように50人以上のボランティアの方の参加、そして同じように150万以上のご厚意をいただいて、cafeころんのあるこの空間が広がっていきました。

その時に出会った方々の幾人かとはいまだに交流があり、あちこちの建物のイノベーションで集まったり、新しい活動が生まれたり。小さなひみつ工場と気まぐれなチキチキ5とネットの片隅にあったちゃんちき堂が今の形になっていった大きなきっかけになったプロジェクトとなりました。

それから丸3年が過ぎました。

シェアスペースの運営は2年続かないというジンクスがあるそうで。。。

やってみると楽しいコト、そしてステキな出会いもたくさんありましたが、きついこと、つらいコトもたくさんありました。基本的にボランティアで行っているcafeころんの運営だけれど、それを越えた要求や無理難題、そして誹謗中傷めいたこともあって、心折れる日も正直あったのデス。

たくさんのはじめて出会う方が使用するというコンセプトの中には、その意味を理解していただけない方もいらっしゃって、ひどい終わり方をされた方もいらっしゃいます。その後始末だったりで費用がかさんでしまったり、本業に影響が出るくらいの労力を割くことになったり。

毎日一生懸命シフォンを売り歩いて、それをそのままcafeころんの運営に投資しなければいけないこともありました。

シェアスペースの運営は2年もたない。。。その理由がここにあるのだと、今つくづく思いマス。

運営する側の心が折れるまでの期間なのだと思うのデス。

でも、同時に、いやそれ以上にシェアスペースを運営しているからこその発見、出会いがたくさんたくさんありました。つらつらと珍しく愚痴めいたことを書いてきたのはそのギャップを表現したかったこと。そして、最近同じような試みに挑戦したいという問い合わせをいただいたからでもあるのデス。

cafeころんを卒業され、お店を出されるなんて言うのはまだまだなかなかないですが、その瞬間はぼくらしか味わえない感動がありました。同じようにcafeころんでお店をやってみたからこそ、具体的な夢を見つけてそこに向かって行かれる方を送り出すことの清々しさったら!

新しいcafeを始めるっていう方に出会うことも当然のことながら年に数回あるわけですが、「へ~」と「ほ~」と夢に聞き入ることはここを運営しているから味わえる醍醐味デス。

お店が終わった後の片づけをしながら、その日あったイロンナことをお聞きし、笑ったり、話し合ったりなんていうのはお互いに1日働いて疲れた後のことでもワクワクすることがいっぱいあります。

そして、cafeころんとおうめシネマがあることで出会った多くの方。そして縁がそうやってお店を始める方にとってのいい財産になることができたり、ぼくらもそうですし、新しいプロジェクトが生まれるきっかけになっていくのはとてもとても刺激的な体験なのデス。

今、cafeころんは創業支援の一環という立場よりも、なんというかゆる~い形でもそうした縁が生まれるスペースになりつつあるのではないかと感じています。

金銭で換算すれば割になんかあわないことだけれど、金銭には換算できないたくさんのことに、ここでぼく自身も出会い、そしてたくさんの「自然に勝手に」そういう縁がつながっていくお話をお聞きすることができるその時々の感動がこの場所を続けていく原動力になっているのだととても思いマス。

そして、遂に丸三年を迎えました。

街が豊かになるということは、街に暮らし、訪れる方の毎日が豊かであるからこそ、その集合として豊かになるということなのだと思いマス。ぼく達の意思が届かないような大きなプロジェクトや再開発とは別な話として。そして非日常のイベントの連続でもなく。この街のぼくらの日常ということだとぼくは思いマス。

この青梅という街の一画で、cafeころんはそんな毎日を生みだす存在に少しずつなっている。。。そう確実に感じられるようになってきた今であります。

そんな場所の3周年をささやかながら気持ちを同じくしてくれる方々とお祝いしたく、3周年記念カフェを開催することにしました。

つ~ま~り~。なが~いここまでがすべて前置き!さて、ここからが3周年記念カフェの情報になります。

—————-ここから—————

日時:10月7日(土)11時~18時

場所:当然cafeころん!

当日、予約してくださったトナカイ食堂さんに今年は3周年記念カフェをお願いしました。だって、自分でやると忙しくて誰とも話せないし疲れちゃうんだもの。

トナカイ食堂さんはcafeころんの古株5本指に入るお店になったしネ。

で、お料理はちゃんちき堂(空堂)とヤナガワファームさんで進める「地域通貨de生ごみ堆肥プロジェクト」で生まれた野菜たちを中心にアレンジしていただきます。

ちょっとだけだけど、ぼくが呑みたいお酒も用意します。

去年同様、フロマージュ・デュ・テロワールさんの生み出す不思議パウダーで作った限定チーズシフォンも登場デス。

3周年感謝ではなく、気持ちの一端でも共有できるみなさんと一緒に三周年お祝いしようぜなので、バーゲンとかはないけれど、よかったら顔だけでもだしていただけたらとてもうれしく思いマス。

4年目に突入したcafeころん、どこまで続けていけるかわからないけれど、一緒に楽しんでくれるみなさまがいるからこそ続けてこれました。それではお待ちしておりま~す。

 

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