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はにここセットの登場デス

もう、何年になるだろ?

はにここシフォンを焼くようになって。

羽村にある中車水車小屋さんにお邪魔した時にみつけた「はにここ」。この「はにここ」って名前はハニーココナッツの略。

インドネシアのヤシの花の蜜(正確には花序液=樹液が花のつぼみを通って出てきたもの)を煮詰めて出来上がった甘味料デス。黒糖ににてるような、でももっと柔らかな甘さの「はにここ」は煮物なんかと相性がいいって思う。出会ったその日に試しに200g買って帰ってシフォンにできるかどうか試してみたんだ。砂糖の代わりに使ってね。

出来上がったはにここシフォンはちょっともっちり。甘さが柔らかくって「これはおいしい!」って思ってね、商品化したの。

最初の頃は「はにここってなに?」っていうお客さんばかりだったけれど、今では「はにここちょ~だい!」っていわれることも多くなって、ちゃんちき堂のメインシフォンの一個になりました。

それでね、シフォンを食べてくださったお客さんから「はにここ」は買えないの?ってよく聞かれて。その度に中車水車小屋さんを紹介していたんだけど、通販で遠くのお客さんなんかは「一緒に買えたらいいのに~」なんて言われていて。その度にそうだよねぇ。。。って思ってたけど、そのうちに、そのうちにって考えていたらこんなに時間がたってしまった!

それでね、それでね、ついにやることにしました。

「はにここ」自体の販売も~。

ついでに、通販用のはにここは「焦がしはにここシフォン!」になります。通常のはにここシフォンを焼き上げる前に、上からはにここをふりかけ、そのままオーブンに!ちょっと焦げ香ばしい、でもはにここだけに一瞬だけ。そんなシフォンができました。

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◆通販では

はにここシフォンとセットで400gのはにここを販売します。

お値段は

はにここシフォン=2,400円

はにここ400g=1,500円

ハニココセット3

合計=3,900円となります。

◆各店舗では

はにここ200gで750円の販売となります。

ハニココ単品赤箱

ハニココ単品緑

ちょっとお高くなっちゃうけれど、はにここは元々がフェアトレード用品でもあり、この販売金額がインドネシアの子どもの学校に通う補助金にもなっているのデス。体に優しくてあま~いはにここを食べると誰かが学校に通えて勉強できる。1石二鳥だと思ってほし~。

 

————-はにここの効能と物語—————-

【効能】

はにここはヤシの木の花の蜜(正確には花序液=樹液が花のつぼみを通って出てきたもの)を煮詰めて出来上がったから木の生長に必要なミネラルが豊富に含まれているそうです。特にカリウムと亜鉛!カリウムは高血圧にいいんだって~。そして亜鉛は200種類もの酵素を作るのに必要なんだそうな。さらに低GI食品となるため、ゆっくりと分解されていきます。

なのでダイエットにもいいそうだぞ。ゆっくり分解される糖分は基礎代謝に使われて蓄積されにくいんだってさ~。

 

【インドネシアの子どもたちの学費援助】

インドネシアにはまだまだ学校にいけない子ども達がたくさんいます。

はにここの収益金はその子たちの学費の援助として使われています。学費の全てだと施しになってしまうため、高い率での補助として。インドネシアの各家庭の収入の学費負担を減らすことを目的にして使われています。同時に各家庭が自分たちで生業を続け、自立し続けることも考慮されているため「100%の援助ではなく」「補助」という形態をとっているそうです。

 

【ここからはちゃんちき堂の想い】

インドネシアという国は豊富な天然資源、森林資源、海洋資源に恵まれた国デス。同時にとても環境破壊が進んでいる国でもあります。環境破壊とは「地球」を擬人化した意味ではなく、その土地に住む人の健康被害という意味です。

天然資源の採掘のために先祖代々、自給自足に近い形で暮らしてきた土地を奪われ、貨幣経済の最底辺での生活を余儀なくされている方がいます。

森林資源の乱伐によっても同様のことが起きています。

さらに森林の破壊と海洋でのエビ養殖なので海が汚染され、漁で生活していた人の「生活」だけではなく「健康」もむしばまれています。

これらのことは、「その土地に住む人々の生活習慣、環境」を考慮しない開発によって起きてきました。天然資源の工場開発には日本の企業も参加しODAも使われています。同時に土地と生活を奪われた人の抵抗を弾圧する政府にも同じように日本からのお金が使われました。森林資源の伐採の際には、彼らの生活のことを考えれば同時に植樹をはじめとした持続型の伐採を行うべきであったでしょうが、それを行わなかったために、肥沃な土壌が川に流出し再生困難になったり、海洋汚染の一因にもなりました。エビの養殖も同様です。これらの事業はイロンナ形で日本の援助と企業がかかわっています。

なぜ、ぼくらの目の前の製品が安いのか。

その答えの1つがここにあります。

そこに暮らす人々の生活や文化を維持するための、持続可能なものにするための投資を行っていない分だけ「安い」のデス。

半分自給自足で、隣村との生活道路くらいがあれば余剰物の売買で生活していた人々を再生を考慮しない大規模開発の賃金労働者にして、国は外貨を稼いでも貧困化が進み(自給自足が断ち切られたため、賃金で生活物資を買わないと生活できなくなったため)、外貨を獲得し他国からの援助の返済に追われる行政は貧困の連鎖から人々が抜け出すための教育や生活インフラへの投資もままならず。

これらのことにこの国は「責任」の一端を担っています。

ちゃんちき堂がはにここシフォンを作り続けること、そしてはにここの販売をしてみなさんに食べていただけることで、ぼくは小さな責任を果たしていけたらと思いマス。

同時に、食べてくださるみなさまと一緒に「楽しく」「おいしく」この責任を果たしたいとちゃんちき堂は思っています。

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