レンタルカフェインタビュー

Angel Bonita ::: レンタルカフェころん 利用者インタビュー


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毎月1回、日曜日にcafeころんを利用してくれる、【 Angerl Bonita 】さん

毎回電車に揺られ、遠方から青梅駅にあるレンタルcafeころんまでご夫婦で来てくれます。今回そんな二人にインタビューしてみました。

 

 


 

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”レンタルカフェ”をインターネットで探してて、調布や吉祥寺で物件はあったんだけど、とにかく 高くって。時間で2,000円~4,000円。。。
1日借りるだけでも、ものすごい金額になるし、考えるだけで心臓がバクバクしちゃう。もうちょっと楽しんで出来るところないかって探してたら「cafeころん」がヒットしたんです。

自分が住んでいる町からはかなり離れているけど、とりあえず電話してみて、それでそのままレンタルカフェの内覧申し込んで、お邪魔して即決でした。

 

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●こんなお店にしたい!ってイメージあるんですか?

A:ぼくは実家が長崎で、回りはみんな農家なんです。だから小さな時から遊ぶの も畑の中。おやつはもぎたてのきゅうり!
常に家族やご近所さんが畑で働く姿をみて育ちました。


農家は自然が相手だから年中無休。そうやって一生懸命働いて、育てた野菜を大 切に調理して食べて欲しい。そんなことを漠然と考えるようになった10代。
飲食店というのは、農家と消費者をつなぐ存在であると考えているんです。

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でも、今の料理は凝ってるっていうか、味が濃いっていうか。
あんなふうに調理しちゃうと農家のおじいちゃんとかおばあちゃんが育てた野菜 その物の味がわからなくなっちゃう。
だから、野菜そのものの。作った人の気持ちが伝わるような料理を提供できるお店にしたいっ て思っています。

 

てつ:なんだかステキな話をきいているようだ。。。
農家の方もそうやって顔が見える人が、自分達が汗水たらして作ったことを理解 して、それを伝えてくれるお店ができたらうれしいだろうなぁ。。。食 べる側 だって、今は「ただおいしい」「これが流行」ってだけじゃなくて、安心で美味 しいものだったり、そこから物語がみえるようなものを求めてい る人は増えて いると思いますし。

 

A:そうですね。
だから、例えば調味料も塩とか野菜の味を引き立たせるものにしぼったり。お店には、毎日 その日の新鮮野菜が並んでて、「これが食べたい」っていわれたものを 調理し たり。そんな店を運営しているのを想像しちゃったりしています。

調理法も「焼く」とか「蒸す」とか素材を楽しめる方法でいけたらいい なぁと。

 

てつ:お腹すいてきました。。。かなり。。。

 

●屋号に込める思いは?

Angel bonitaは、スペイン語で「麗しい(羽を持った)天使」の意味なんです。
大事に大事にこのお店に、愛情を注ぎ込めるように、二人で考えました。

てつ:屋号については、事前にきっちり決まっている方もいれば、屋号どうしょうましょう?と相談してくる方もいます。
やっていく自分たちが「これ!」って思う、意味や響きが一番ですよね。自分の名前のように呼ばれたりするものですから。

ちなみに、ちゃんちき堂の名前の由来は。。。。。。。響きのみデス
cafeころんは、facebookを使って投票して決めました。

 

 

 

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●そんな夢を温めながらcafeころんでやってみてどうですか?

A:cafeころんではじめてからぼんやりしてた夢が形になってきまし た。

最初は奥さんと「いつかお店やれたらいいね~」だったの が、この場所で 実際に作って料理を提供して食べてもらって。

その中で今年中に形にしたい!っ て想いが強くなってきたし、お店のイメージも沸いてき たんです。
今年中(2016年)をめどに、本気で取り組みます!家族もいますし!

 

てつ:えぇぇ!それはホント大事な年なんですね

 

 

 

 

 

 

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接客を担当している、パートナーでもある奥様よりお話をいただきました。

 
奥さん:いつもメニューは1人で考えている主人。
メニュー発表はいつも前日なのですが、毎月驚いたりワクワクさせられる内容があり、普段近くにいるはずなのにまったく気づけずにサプライズを受けます!
「美味しい料理」をご賞味いただくために、「美味しそうな料理」を提供する!に力を入れており、1品1品丁寧に作っている姿は自分の旦那ながら本当に尊敬です。
わたしは大好きな接客で、その料理とお客様とを繋ぐ橋渡しをしっかりやっていきたいなと思います。
夫婦の間で毎月のころんの出店はイベント事なので、時間を見つけては色々と話あっています。
お互い昔からフィールドが違うのと頑固な性格なので、時にはぶつかったりもしますが、必死に考えて意見したりすることがとても楽しいです。

てつ:笑顔の素敵な奥さん。お互いの得意不得意を尊重しあって、凹凸がきちっとはまっている感じ!

A:今日、すっごくうれしいことがあって。
だんだんと常連さ んというか、月に一度のぼく達のお店を楽しみにしてくれてるお 客さんも増え てきたんです。

お客様には、味はどうだったか、お伺いするようにしているんです。その中で前回ランチを食べてくださった方から厳し目な意見をもらったんです。。。
率直な意見を言ってもらえたこと、素直にありがたく受け取りました。

もちろん、少しショックを受けつつも、

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「勉強します!」って言って。。。ショボンとしながら、重い荷物を持って青梅線に乗って帰ったのを覚えています。
なんで荷物が重いかっていると、その日予想よりランチのお客さんが少なくって。。。。ダブルパンチです。

次の営業日(今日です)までたくさん考えて悩みました。
味もそうだけど、そのお客さん来てくれないかも知れない。。。なんて思いながら。。。

でも、来てくれたんです。また!偶然じゃなく、うちがやっていることを調べてくれて来てくださったんです。
そして、パスタランチを頼んで頂いたあと、、、
「これはうまい!」
「今日はすっごいいい日だ」
って言ってくれて~。
これがお店を構える醍醐味だって思いました。

てつ:まさにcafeころんを作った目的そのまんまのエピソード。。。使っていた だいてホントありがとうございマス。

 

 

 

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編集後記:
実はこの後、更にお店を構えるためにどうやって資金を集めるか。
そして、店舗の作り方、お店を維持していくために大事なことなんていう話も けっこうしたのです。
話をしていてぼくの中で、Angel Bonitaさんがいつかはじめるお店のイ メージが浮かんできて。そこに集うお客さん。そこに野菜を持ってきてく れる 農家さん。そして、そこから生まれるステキなつながりが。

こんな物語を内に秘めている人にお店を始めて欲しいってとてもとても思いました。

cafeころんがその夢を具体化していくことにつながれたこともうれしいし、ちゃ んちき堂というお店が蓄えてきたノウハウ(前職も含め)をそのた めに存分に 使って欲しいって思いました。

自分も、そして関わる誰かもワクワクするような夢を持つことってステキなこと だと思うのデス。でも、それを実現する「技術」がなくて止まってしま う。諦 めてしまう。そんなもったいないことはない。
前者は自分の中で自分だけしか育むことができないものだけれど、後者はだから こそ使える道具として周囲に存在している。そんな社会になったらいい なって 思うし、そこにぼくらがいられたらいいなって改めて思いました。

 

Angel Bonitaさんの出店日はだいたい、月1回/日曜日。

スケジュールを見ていただき、ぜひお二人の世界を楽しんで&応援してください!

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